萬太郎 Mug MM3-6
萬太郎氏が得意とする繊細な貫入りは器を育てる楽しみにもつながります。
萬太郎氏シグニチャーであるサムレスト(親指置き)が抜群の持ちやすさを演出します。
商品情報
口の直径 およそ11cm
高さ およそ7cm素材について
奈良と京都の県境の南山城の山の粘土を掘り出し、石や根を取り出して、水で洗い、ドロドロになった土を使える状態まで乾かしたのち、轆轤で成形しています。
酸化銅を基本に、還元(酸素がない焼成)で緑が赤に発色する、辰砂と言う陶器。窯は薪窯に条件が似た灯油窯で焼いており、炎が直接当たる所で曜変の変化が現れ、美しい景色を彩ります。釉薬もすべて手作りです。
ご購入前に
釉薬(ゆやく)のゆらぎ、割れなどがあります。
画像を拡大して商品の状態をご確認・了承の上ご購入ください。
また、陶器は粒子の粗い土で作られていることが多いため、器の底(高台)がザラつきます。
傷つきやすい素材(ガラス製など)のテーブルや台に置くと、傷がつきますので、ランチョンマットやコースターなどを敷いて、器を置くと安心です。ザラザラがどうしても気になるという場合は、サンドペーパーで研磨してからお使いください。
お使いになる前に
まずお手元に届いたらひと晩水に浸け込みます。
この作業によって、茶渋やコーヒー等の色素が乾ききった焼き物の貫入部分に入り込んで一気に染め上げる、という事が回避されます。
その後使いおろしてから半年程、使う前にサッとゆすいで濡らした後、拭いてから使うと貫入が少しずつ染まって行き、ゆっくりと良い色に染まっていきます。
日常的に使っていくうちに変化する貫入の模様を「景色を育てる」という心で使っていくと、ひときわ愛着のあるものに育っていきます。
もし、最初の雰囲気が好きで、着色を避けたい場合は使用前にお米のとぎ汁で煮沸すると良いと言われています。
この方法は、陶器の強度も増すと言われていますので、興味のある方はどうぞお試し下さい。
模様:貫入について
貫入は釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のことで、割れる時のひびや傷とは異なります。通常の陶器は、素地の上に釉薬を施釉してから、釉薬の種類により違いますが1200度から1300度という高温で焼かれます。その際釉薬は溶けてガラスのような層となって陶器の上を覆います。
焼かれた後に陶器自体の温度が下がっていきますが、その時の収縮度が陶器本体の素地と釉薬との間で違うので、この差が大きいと釉薬がひびのような状態になって固まります。これを貫入といいます。
冷ましている時に「ピンピン」と美しい音を立てて貫入が入ります。お使いになる前に
まずお手元に届いたらひと晩水につけ込みます。
この作業によって、茶渋やコーヒー等の色素が乾ききった焼き物の貫入部分に入り込んで一気に染め上げる、という事が回避されます。
その後使いおろして、半年くらいは使う前にさっとゆすいで濡らした後ふいて使うと、貫入が少しずつ染まって行って、ゆっくりといい感じの色に染まってゆきます。日常的に使ってゆくうちに変化する貫入の模様を「景色を育てる」という心で使ってゆくと、ひときわ愛着のあるものに育っていきます。
もし、最初の雰囲気が好きで、着色を避けたい場合は使用前にお米のとぎ汁で煮沸するとよいと言われています。
この方法は、陶器の強度も増すといわれていますので、興味のある方はどうぞお試し下さい。